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札幌のビクトリノックス

デザイン

ビクトリノックス サッポロファクトリー店へ行ってきた。


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僕がデザインしたビクトリノックスがどのように売られているのか、銀座店、表参道店へ行ってみたが、すでに完売だった。そこで、サッポロファクトリー店へ行ってみたところ、ここでもすでに完売。たまたま、一個持って行っていたので「店頭に置いた雰囲気を写真に撮らせてほしい」と言ったところ、僕のブログを見ていてくれたようで店員さんは大喜びしてくれた。僕も調子に乗って、一緒に記念撮影を撮らせてもらった。


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そのうち、接客中の店長の糸賀さんがやってきて、これまた大袈裟に驚いていただき、僕はちょっといい気持ち。3人で記念撮影を撮った。この両脇の二人、ただものじゃない。エンターテイメント性では、完全に負けた。僕は、咄嗟のことでポーズを取ることを忘れてしまっていた。ツイッターにつぶやくこともすっかり忘れていた。


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どうも、僕はセルフプロモーションが苦手のようである。



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投稿者 hidetoshi shinohara : 22:22 | コメント (6)

ホワイト

デザイン

白という色は、ある意味究極の色と言えるかもしない。


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白は無垢の色。白は純潔の色。白は雪の色。白は雲の色。白は子供の頃、飼っていたスピッツの色。白はビートルズのホワイトアルバムの色。僕の白の思い出はこんな感じ。


白は、全ての色を調和する色でもある。グラフィックデザインのレイアウトをしていて、最後配色に悩んで何案も試作を作っているとき、白に立ち返るとすきっと答えが出る場合がある。たくさん色を使い過ぎて、または、どうしても要素が多過ぎて、画面上とっち散らかってしまった場合、最後に白を持ってくると全ての色を調和してくれる。紙媒体の多くは、白い紙に印刷することが多いので足し算で考えていくと、通常の4色プロセスの場合シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックだ。頭で配色していると白というインクの発想がない。ところが、引き算で考えていくと、紙の地色を生かして配色していくことができる。


ビートルズのホワイトアルバムのデザインは、どうして白にしたのだろうか?それまでは、サイケデリックの真っ盛りで、派手なジャケットデザインが主流だったのにその逆をやった。常に他とは違うことをと思っていたのかもしれない。それでいて、外さないところがすごい。何でも、時流に乗らないで逆をやれば新しいかというわけでもない。逆をやって、その時、見た人達にその手があったのか?と思わせることが大事だ。それじゃないと独りよがりになってしまうからね。


デザインは、音楽と同じようにオーディエンスを意識して作られるべきだと思うので、その判断が非常に難しいところだ。ホワイトをさりげなく使いこなすのは、高度なことかもしれない。



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投稿者 hidetoshi shinohara : 23:23 | コメント (0)

紙の温もり

デザイン

DMのデザインをしていて、紙選びに悩んだ。僕が選んだのは、リバーシブルマーメイイド。表がセルリアンブルー(ターコイズブルーのような気もするけど表示はセルリアン)で裏がアイボリーだ。


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この表裏の組み合わせがとても爽やかな感じがした。なんだか春の訪れを感じて直感的にこれに決めた。マーメイドのざらつきが手に取ったとき、とても心地いい。


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今までのグラフィックデザインは、紙媒体の印刷物がメインだったので紙の質感が最後には決めてとなる。デザイナーは、印刷の知識はもちろん、タイポグラフィー、写真、イラストレーション、紙質、特殊印刷加工、コストなど、ありとあらゆることを知っていなければならなかった。特に印刷の色味は、紙質に左右される。黒が締まって見えるか、柔らかく見えるか?シャープに仕上がるか?ソフトに仕上がるか?デザイナーは、瞬時に紙質を決定できなければならなかった。


少しずつ、紙媒体が減ってインターネットに変わっていくとしたら、このような手触り感は求められなくなるのだろうか?何でもつるっとしたモニターで解決してしまうなんて、とても寂しい。これからの若い人達は、恋愛もモニター上で済ませてしまうなんてことがなければいいけど。


彼女と大事な話をメールだけで済ませてしまうなんてことも聞いたことがある。面と向って話合うことができなくなってしまうのではないだろうか?そんなことにならないためにもこういう紙の感触を味わってほしい。


たとえ、電子書籍が主流になったとしても、紙でできた書籍も残ってほしい。あの紙とインクの臭い。子供の頃、新しい本を買った時は、そんなことにときめいたものだ。



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投稿者 hidetoshi shinohara : 22:37 | コメント (4)

スイスのデザイン

デザイン

神田にある竹尾の見本帖本店ショールームへ行ってきた。


2階のギャラリーでスイスのポスター展をやっていたので観て来た。いつもは、スタッフに紙を買いに行ってもらっていたけど、今日は雨の中てくてくと自分の目で紙選びをしてみようと思った。


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ギャラリーでは、90年代にMacがデザイン界に浸透し始め、日本ではみんな模索していたころに活躍していたスイスのグラフィックデザイナーだった。ちょうど、バブルが弾けて、僕は無謀にも周囲の反対を押し切って会社を飛び出した。上司からは「今、辞めるのは辞めろ!本当に大変な時期だから」と言われたにもかかわらず、死ぬ気でやればなんとかなると脳天気に2ヶ月で会社を設立した。ところが、仕事はなかった。独立前に紹介を約束していた友人、知人に電話をかけまくったけど、ことごとく断れた。世の中、そう簡単に人の言葉を信じていけないことを痛感した。


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毎日、途方に暮れて、本屋通いをしていたとき、「こんな表現があるんだ?」と洋書を大量に買いあさった。当時の日本でデザインは、Mac病と言われるくらい一辺倒だった。そこには、スイスらしい構成主義とタイポグラフィのこだわりがあった。どうせ、仕事がなかったのでスイスデザインの模倣をして、自分の表現に吸収しようとしていたころだった。


いつの間にか仕事が忙しくなり、あのときのデザインに対するときめきがなくなっていった。このギャラリーのポスター展を観てまたなんだか魂を揺さぶられた。特にウォルフガング・ワインガルト、ウィリィ・クンツ、エイプリル・グレイマンの名が懐かしい。そして、とにかくかっこいい!



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投稿者 hidetoshi shinohara : 22:33 | コメント (0)

ノート

デザイン

やっとお気に入りのノートを見つけた。


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ノートは、大事だ。気に入ったノートを見つけるといつの間にか廃版になっていたりする。次にまたお気に入りのノートを見つけ、中身を埋め尽くすころにはもう同じ物はなくなっている。日本製の文具メーカーのノートはダサイ。今回、手に入れたノートはしゃれていて、A5サイズで鞄に入れても手頃の大きさは、いつも手元に置いておきたくなる。使い終わって、何冊も溜まってもきちっと揃えられる気がする。


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このノートは、僕の要求に応えてくれている。しかもレザーのカバーまで別売されていた。大人っぽくて、インテリジェンスだ。


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これ一冊をいつも持ち歩くことにしよう。文具メーカーは、もっと格調高く、勉強意欲をそそるデザインのノートを開発してほしい。そして、ずっと定番になるような存在がいい。


これが見つかるまでは、情報カードとA4コピー用紙にメモを取り、A4のエセルテ2穴バインダーにファイリングしていた。情報カードは専用ボックスに入れている。カードは、後でテーマごとに組み替えられるところがいいのだけれど、ぱらぱら持ち歩くものだから、結構埋もれていらいらすることが多い。


これでやっと、新しいプロジェクトのことに集中できる。カタチから入る困った性格は未だに治らない。これをポジティブにとらえると「こだわり」と言う。



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投稿者 hidetoshi shinohara : 21:58 | コメント (0)

社会保険労務士さんのロゴデザイン

デザイン

珍しいロゴを採用していただいた。


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僕は、いつもデザインするうえで自分に言い聞かせていることは、「どうせ、こんなものだろう」と思わないこと。もちろん、求められていることをしっかりと把握しなければならない。一番求められていることをA案とすると、プラスαの提案をするのがB案。そして、独自の提案をC案とする。大きく分けて、この3方向を提案する。何十案、何百案デザインしようが、必ずこの3つのグループに分けて、この順番でプレゼンする。この3つの中でさらに分類はするけれど。


今回、社会保険労務士の浜口さんのロゴデザインを制作した。いつもの通り、3方向を提案し、C案はまずありえないだろうと思った。ところが、C案に決定した。意外にも浜口さんは他の何十案も目もくれず、この案に反応したのだった。デザインコンセプトは、「経営者と従業員の風通しを良くする役割を果たす。ロゴの目的は、誠実な職種と見た人に夢と希望を与え、浜口さんの人柄を表すパーソナル・アイデンティティーとなる。」ということだったので、風とか、砂とか、海とか、ヨットの帆とかを最初考えていた。


C案は、経営者と従業員がお互いに共存し合うイメージを思い浮かべた。ボブ・ディランのLike a Rolling Stoneのように。曲の内容とは違うけど、まるで転がる石のように…上流から下流へ石ころが転がってきて、角が取れて丸くなっていくようなイメージをデザインしてみた。事務所の「浜風」という名にちなんで、砂浜の丸い石ころをイメージした。


浜口さんに以前、当社の就業規則を作っていただいた時、僕は、「従業員」という言葉を全部「スタッフ」と言う言葉に変えてもらった。それは、「従う」という文字が嫌いだったからだ。会社は、働くスタッフのお陰で成り立つ。だから、上下関係というよりも共存なのだと思う。だからと言って、逆転するのも困りものだけどね。



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投稿者 hidetoshi shinohara : 22:49 | コメント (0)

税理士という仕事

デザイン

今日は、笑顔の素敵な税理士の五味さんが来てくれた日。


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デザインの仕事をしながら、帳簿のことに頭を切り替えるのはとてもつらい。僕は、できれば、ふわふわうきうきしていたい性格なのにこの数字とやら、きちっとしていなければならないところがやっかいだ。『大体でいいんじゃない?』と心の中で思っているけど、そんなこと口には出せない。


この五味さんは、大きな電卓をごつい手でブラインドタッチを巧みに駆使し、32連符で連打する。大学時代は、アメフトをやっていたらしい。僕の机からはパーテーションで見えないけれど、電卓を叩くサウンドはシンフォニーを奏で、クライマックスをむかえる。僕は、仕事をしながら、そのサウンドに聞き惚れてうっとりする。『どんな指の動きをしているのだろう?』と、ちょっと、そばを通りかかるふりをして、こっそりと横目で覗き見した。なんとっ!電卓とは反対側に置いてある帳簿を見ながら、完璧なブラインドタッチではないか!


正直、しびれた!その華麗な指先のダンスにうっとりしていると「社長、ちょっといいですか?」と五味さんが言う。僕は、『はっ!』と我に返り、「あっ、はい!」と返事をする。パソコンを開いて、バランスシートなるものを眉間に皺を寄せながら、僕に説明している。僕も負けじと眉間に皺を寄せる。


売上のことや経費のことを指摘されのが怖い。でも、この五味さん、眉間に皺を寄せ、二重の大きな目でぎょろっと睨みつけるように僕に説明してくれのだけど、最後に顔をくしゃくしゃにして黒目が見えなくなるくらい目を細めニコって笑ってくれる。


こんな表情のギャップが激しい税理士さんもめずらしい。この笑顔は、人を幸せにしてくれる職業でもある。



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投稿者 hidetoshi shinohara : 19:57 | コメント (2)

ターコイズブルー

デザイン

黄金岬の海の色は、潮の流れによってターコイーズブルーになる時がある。僕が勝手に名付けた「キラキラの丘」から見た真夏の光景は絶妙だ。


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ここは、北海道の留萌市にあり、黄金色に輝き夕陽は日本一美しいことで有名だ。僕が中学2年の時、父の転勤でこの見知らぬ土地へ転校してきた。


今から36年も前のこと。よそ者の僕は、「なめられてはいかん!」と思い、上目使いで人を睨みつけ、威嚇していた。本当は、ジョークを言ってみんなを笑わせるのが大好きだった。クラスの中では、いつもギャグを言ったり、特徴を捉えた似顔絵を描いてみんなを笑わせた。教科書の端にはパラパラ漫画を描いたりもした。


クラスの女の子の中に、僕のパラパラ漫画を心の底から可笑しそうに笑う女の子がいた。ある夏の午後、男女4〜5人ずつで集団デートをした。その中に僕のお目当ての子がいた。あまりにもまぶしく、まともに顔を見る事ができなかった。恋というにはあまりにも幼過ぎた。


都会のように遊ぶところなんか何もない。みんなで歩いて、黄金岬まで行った。今では、見晴らしのいい丘には「ふるさと館」という施設ができて、駐車場に木の柵ができていたけど、当時は、何もない草むらのただの丘だった。


そこから見た、真夏の午後の黄金岬の海岸は、マリンブルーとターコイズブルーが入り交じった美しい色をしていた。午後1時。太陽は真上に登り、その丘からは、反射角と入射角が絶妙なバランスで海面をキラキラと反射させていた。辺りは何もなく、日本海からの冷たい潮風が、丘の草むらをそよそよとなびかせているだけだった。僕は、勝手に「キラキラの丘」と名付けた。


夕陽もきれいだけど、僕が一番好きな光景。いつかまた、真夏の黄金岬を見てみたい。



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投稿者 hidetoshi shinohara : 21:41 | コメント (0)

菜の花色

デザイン

智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。


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住みにくさが高じると、安い所へ引き越したくなる。どこへ越しても住みにくいと悟った時、詩が生れて、画が出来る。
人の世を作ったものは神でもなければ鬼でもない。やはり向う三軒両隣りにちらちらするただの人である。ただの人が作った人の世が住みにくいからとて、越す国はあるまい。あれば人でなしの国へ行くばかりだ。人でなしの国は人の世よりもなお住みにくかろう。
越す事のならぬ世が住みにくければ、住みにくい所をどれほどか、寛容て、束の間の命を、束の間でも住みよくせねばならぬ。ここに詩人という天職が出来て、ここに画家という使命が降る。あらゆる芸術の士は人の世を長閑にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。(夏目漱石の草枕から)


と、この物語の中で、青年画家が山道を歩きながらつぶやく。この物語では、世界が現実味のない、夢のような幻想的な絵のように描かれている。その青年画家が歩いている山道は、「しばらく平で、右は雑木林、左は菜の花が続く」とある。


今日の東京は、ちょっと春の陽気だった。春の訪れを感じながら、菜の花を思った。青年画家は言う。「春は眠くなる。猫は鼠を捕る事を忘れ、人間は借金のあることを忘れる。時には自分の魂の居所さえ忘れて正体なくなる。」


僕が高校の時、人間関係が嫌になって不貞腐れていたら、いつもは厳しい父がこの「草枕」の冒頭の言葉をつぶやいて聞かせてくれた。今この言葉が身にしみる。


菜の花の色を見ていると、自分の魂の居所を忘れてしまった。たまには、いいかもしれない。



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投稿者 hidetoshi shinohara : 23:05 | コメント (0)

ローズ

デザイン

それは、「人生はバラ色」という例えがあるくらい、希望をあたえる色。


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生きて行く事は、楽なことではない。人生のゴールという山頂を目指して、一歩一歩、足を前へ前へと踏み出している。このローズカラーを見ると、あの山の向こうには広い平原があって、そこにはバラが一面咲いているようなイメージを抱く。それまでは、険しい岩肌に両手両足を使って、足元を踏み外して転げ落ちないように、しっかりと歯を食いしばり下ばかり向いていたのが、頂上に辿り着くと辺り一面がバラの園があることを想像してみた。


何気なく、このページを見てくれた人に少しでも希望を持ってもらえればと、ふっと思いました。



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投稿者 hidetoshi shinohara : 12:05 | コメント (0)

ビクトリノックス発売

デザイン

明日、3月13日(土)から、銀座と表参道ヒルズのビクトリノックスのショップで、僕がデザインしたマルチツールナイフが発売される。


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その他の地域店では、期間限定で巡回販売される。雑誌NODEが企画した「ご当地コラボ」と題して、全国の地域をテーマにそれぞれのデザイナーがデザインするというもの。僕は、札幌をテーマにデザインした。仕上がってみると、また印象が違う。白と黒でシンプルなデザインを目指した。北国らしく、白を基調にトドマツがシルエットで天まで届きそうなイメージをグラフィック化した。空から降っている雪は、シルバーで印刷されている。


機会があったら、ぜひ、ショップでご覧ください。



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投稿者 hidetoshi shinohara : 10:28 | コメント (0)

ビクトリノックス

デザイン

スイス製マルチツールのご当地コラボに参加した。
アートやデザインの専門誌NODE 9号に掲載されたのでお知らせします。


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今年の夏、出版社から「ビクトリノックス、ご当地コラボに参加しませんか?」と電話があった。ちょうど、今年は自分のルーツを模索していた年でもあった。なんと、タイミングがいいのだろう?僕は、ふたつ返事で承諾した。それから、夏に2回、秋に1回、北海道に帰省した。


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デザイナーとは、デザインの生みの親。その生みの親がどこで育って、何を感じてきたか?僕は、デザインが生まれてくるバックボーンはとても大切なことだと思っているのさ。海外のトップクリエイターや流行のデザインを真似してもそれは真似でしかないと思う。誰にも影響されないなどということはありえないのだけど、影響されるとしたら自分のフィルターを通さなければオリジナル性がでないのではないだろうか。そんなことを考えて、自分のルーツを見てまわった年だった。


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ご当地コラボというのは、マルチツールの表面にそれぞれの地域性をグラフィックデザインやイラストレーションで表現するという企画。北は北海道、南は九州まで日本全国のビクトリノックスのショップで来年2月頃、限定販売される予定。札幌では、ファクトリーにあるビクトリノックスのショップで販売される。


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きっと、みんなカラフルなデザインをアップしてくるのだろうなあ?と思った。だから、敢えて最北の地、雪国のイメージを生かして白を基調にしたかった。厳寒の雪景色は、あたり一面が真っ白になる。子供の頃、今みたいに暖冬ではなかったので、来る日も来る日も雪が降っているという印象がある。そんなことをイメージして、色を使いたい衝動を抑えた。


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NODEという雑誌、アートを社会と生活に関係性を持たせようという試みの新しい切り口の雑誌です。こちらもヨロシクッ!

アートと社会をつなぐビジネスカルチャーマガジン NODE [ノード]
http://www.node.ne.jp/

VICTORINOX JAPAN ビクトリノックス ジャパン
http://www.victorinox.co.jp/





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投稿者 hidetoshi shinohara : 22:35 | コメント (2)

アンバランス

デザイン

ボツ案のキャラクターを蘇らせてみた。


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ある企業のキャラクター達を提案したけど、ボツになった。テーマは森の仲間達。その中のひとつにアンバランスというキャラクターを考えた。ルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」とピーター・マックスのビートルズの「イエローサブマリン」にインスパイアーされた。


現実の世界にもこういうアンバランスな人がいる。その特性を極端にデフォルメして誇張してみた。外見と内面が全く違う人。外見は、イケメン、イケジョ(?)なのに、話してみると印象とまったく違う人っているでしょう?そう、そんな人をシンプルに表現してみるとこうなった。ここで言っているのは、いい意味でのアンバランス。


たとえば、見た目は美しくて高嶺の花のような女性がいるとする。その人は、とてもじゃないけど、僕なんかを相手にしてくれないと思っていた。僕は、いつも柱の陰から顔を半分隠し、遠くから目で彼女を追っている。


ある日、たままた話をする機会があった。意外と気さくだということに気付き、今度一緒に会うことになったとする。そして、だんだん親密なり、気心がしれてくれる。一緒にいる時の会話が面白おかしく、見た目と全然違うことに気付く。でも、その見た目とのギャップがとてもアンバランスで魅力的な人っていないだろうか?


実は、何を隠そう、僕もその一人である。見た目と中身のギャップが激しくすぎると言われる。そんな人に出会うととても親近感を感じる。



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投稿者 hidetoshi shinohara : 22:03 | コメント (4)

ダマスク

デザイン

フィスバで、ダマスク柄のクッションとブラインドを見た。


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ダマスクとは、16世紀頃、十字軍がシリアの首都ダマスカスから持ち帰ったとされている。そこから、ダマスクのバラと呼ばれるようになり、ダマスクローズとも呼ばれている。特徴は、ダブル咲きのフォルムをしており、このクッションの柄にもよく表現されている。


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僕は、このクッションのダマスクのシンメトリーグラフィックの柄を見て、ヨガをイメージする。人体の中心線上にある7つの生命エネルギーの中心をチャクラという。この7つのエネルギーポイントは目で見ることはできないが、実際の身体を包むエネルギーによって形成された身体の7つの器官オーラ体というものらしい。

チャクラは、サンスクリット語で「車輪」という意味である。7つのチャクラは、知的で精神的なエネルギーと肉体的なエネルギーが文字通り車輪のように回転させることにより、サイキックな能力と芸術的な能力、魂の領域へとアンテナを発達させることができるらしい。

このダマスクの柄は、ヨガのモールチハ・プラーナヤーマという呼吸法のポーズにも見える。このポーズは、大地にしっかりと根付き頭上に太陽をイメージするという。

このダマスクの柄を見て精神的に落ち着くのは、体内にあるチャクラがフル回転する前の深呼吸をしているポーズに見えてならない。僕自身、このダマスクの柄を見て、チャクラのスイッチがオンになったようだ。



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投稿者 hidetoshi shinohara : 00:00 | コメント (4)

ハチドリのお話

デザイン

フィスバのクッションには、
シルク地にクリスタルでハチドリが、埋め込まれていた。


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これは、フィスバとスワロフスキーのネオシャンデリアプロジェクトとのコラボレーション。製品化するにあたって、クリスタルを埋め込む技術にとても苦労されたようだ。ハチドリは、毎秒55回、最速で約80回位の高速ではばたいて、空中でホバリング飛行を行う際に「ブンブン」とハチのような羽音をたてることから、ハチドリと名付けられた。英語でハミングバードという。


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これは、何かの知らせなのだろうか?僕は、前日、インターネットのアマゾンで「ハチドリのひとしずく」という本を取り寄せたばかりだった。それは、南米アンデス地方の先住民に伝わるお話。



   森が燃えていました…

   森の生き物たちは、われ先にと逃げていきました。

   でも、クリキンディ(金の鳥)という名のハチドリだけは行ったり来たり、
   くちばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは、火の上に落としていきます。

   動物達がそれを見て「そんなことをしていったい何になるんだ」といって笑います。

   クリキンディは、こう答えました。
   「私は、私にできることをしているだけ」

   (光文社 『ハチドリのひとしずく』 監修/辻信一より抜粋)


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このお話から、多くのことを学ぶことができる。今、私にできること…フィスバは、生活の中にこのハチドリをさり気なく取り入れて、人々に「今、自分にできることは何でしょう?」と問いかけているような気がする。大袈裟なことでなくていい。身近なことで些細なことから。

僕にできることは、何だろう?
デザインで人々に「心地良さ」を感じてもらえるえることを目指して….



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投稿者 hidetoshi shinohara : 12:53 | コメント (8)

フィスバのクジャク

デザイン

新宿パークタワー7FリビングデザインセンターOZONEにあるフィスバへ、
ニューコレクションを見に行った。


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こういうデザインには、言葉はいらない。(と、言いつつ語っちゃうけど)スイス生まれなのに東洋的。日本の伝統文化よりも軽やかに、しかも、日常のカーテンとして使用しても重くない。僕は、そんなフィスバのデザインがとても好きだ。レストランでも、インテリアでもゴージャスという雰囲気のものはたくさんあるけれど、嫌みにならずに適度にさりげなく品格を主張する、高感度なアンテナの持ち主だけが理解できる、それがフィスバだ。


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今回、日本フィスバ株式会社、マーケティング部主任のIさんにお会いして、商品についていろいろお話を伺うことができた。また、そのお話の中から、デザイナーとしてもいろいろと学ぶべきことが多かった。フィスバは、モチーフ、テクスチュア、カラーの3拍子が揃った匠の技である。


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特にゴールドの使い方がとてもシックだ。ニューコレクションのクジャクをモチーフにしたカーテンは、ペイズリー柄の地に一点一点のクジャクが刺繍で織り込まれている。裏地を見せていただくとはみ出た刺繍の糸は、1モチーフごとにカットされているところが圧巻だ。こんな量産に向いていない作り方をして商品化してしまうところがすごい。


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当社でも「コストが合わない」「量産に向いていない」ということがよくあるけれど、フィスバの商品を見ていると、とても勇気づけられる。グラフィックデザインだって、まだまだ、負けてはいられない。

フィスバのデザインは、まだまだ続く…



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投稿者 hidetoshi shinohara : 18:50 | コメント (16)

東京駅のドールハウス

デザイン

プレゼンの帰り、東京駅の構内を通過した。


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そこで、見つけたイオン化粧品のブランドワールドディスプレイ。ドールハウスで化粧品の世界がディスプレイされていた。細部にわたり、よくできているんだな、これが!


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もともと、ドールハウスは19世紀ヨーロッパの中流階級の市民層で、女の子に与えられた玩具である。大人達の静かな生活を妨げないために、屋根裏部屋にあてがわれた子供部屋でおとなしく遊ばせておくものだったらしい。


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1924年、イギリスのメアリー女王に贈られたドールハウスが1/12縮尺だったことから、このサイズが標準とされている。このイオンのディスプレイは、スケールは定かではない。



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最後の写真の鏡には、東京駅構内を行き交う人々と、カメラを構えている僕の姿が映っている。そういえば、子供の頃、隣の直子ちゃんと紙でできているドールハウスで一緒に遊んでいた僕は、急に怪獣になり切って踏みつぶしたことがある。(懺悔)

あの頃、ドールハウスを見ても何も感動がなかったなあ〜。



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投稿者 hidetoshi shinohara : 13:10 | コメント (12)

大人のマゼンタ

デザイン

銀座アンリ・シャルパンティエは、とても不思議な空間だった。


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こんなマゼンタの使い方もあるのだと、関心してしまう。マゼンタは、どぎつい色なのでインテリアに使用する場合は、大変難しいと思う。そのどぎつさをブラックとアイボリーが調和させている。どぎつい色をうまく使いこなすには、ブラック、ホワイト、グレーの無彩色を配色すると、とても落ちついたコーディネートになる。アンリ・シャルパンティエは、どぎつさを非日常的な居心地良さへ導いてくれる。


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そもそもマゼンタは、マジェンタと言って、1859年に行われたイタリア独立戦争マジェンタの戦いから名付けられた。イタリアとフランスの連合軍がイタリアのマジェンタという地で戦勝した時、フランスの軍服が赤紫色だったので、その戦勝地に因んで、マジェンタと呼ぶようになったらしい。


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マゼンタという色は、印刷業界でCMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)のうちのMで、4色の掛け合わせで表現される。Kは、専門書によるとクロだとか、BlackのBにするとBlueと混同するので、Blackの最後を取ってKにしたということが書いてあるけど、間違いである。元々、印刷は、スミ版と言ってクロのインクを基調にしていたので、それをKey Plateと言っていた。その頭文字を取ってKと呼んでいる。


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銀座のアンリ・シャルパンティエへ行った方は、階段の脇にある書架を押してみてください。ちょっとした仕掛けがあります。



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投稿者 hidetoshi shinohara : 13:07 | コメント (12)

モルトンブラウン

デザイン

メンズコスメのリサーチのため、新丸ビルのQUOMISTへ。


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仕事やデートの前に立ち寄って、身だしなみのチェックをする男のピットストアということだ。ここでは、肌診断やネイルケアができるクイックサロンもある。僕は、ここでMOLTON BROWN/モルトンブラウンに出会った。


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秋の陽射しに、透明感たっぷり、レモン色に輝くデイリー フェイシャル ウォッシュ。オリーブの葉、レモン、パパイヤから抽出した独自の植物性酵素が、古くなった角質を優しく除去し、肌をなめらかに整えるそうだ。


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メタリックのカッパー色にゴールドの文字が映えるパッケージ、モイスチャライジング ボディバー。顔も体も洗える、クリーミーな泡立ちの石鹸である。ヤシ油、シアバター、アロエベラ配合。シトラス、レモン、パチョリなどのアロマで、さわやかな木の香りがする。


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アロマオイルとカッシアエキスを配合したカッシア エナジー スポーツ ボディスプレイ。レモン、ライム、ローズマリーの爽やかな香りで、スポーツ後の使用が良いということだ。カッシアエキスは、シナモンの一種で、洗浄効果や筋肉を和らげる働きで知られている。


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週末、原宿のヘアサロンBRIDGEへ。10数年来のお付き合いのDさんに「いつもの通り、UKで!」とオーダーする。Dさんとは、「今度、クラッシュのジョー・ストラマーの映画やるよね」と、ロックの話で盛り上がる。モルトンブラウンはイギリス製で、5つ星のホテルで置かれている。香りをつける習慣のない僕には、ボディスプレイは、ちょっときつい香りだ。でも、この香りからは、UKロッカー、ジョー・ストラマーをイメージする。

今度は、ブラックのライダースジャケットにオールバックで決めて、
モルトンブラウンの似合う男を目指そう!



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投稿者 hidetoshi shinohara : 22:24 | コメント (10)

憧れのムットーニさま

デザイン

週末、松屋銀座で開催されているムットーニ展へ行った。


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ムットーニ展で、機会仕掛けのおもちゃ箱を見ていると、時が経つのも忘れてしまう。旅人、異次元、1920年代のニューヨークのキャバレー、どこかにロマンを置き忘れた大人達が、何かを思い出したように釘付けになる。3連休の土曜日は、歳甲斐もなく異次元空間にしばらく身を置いて、我を忘れてしまった。


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会場では、ムットーニのサイン会をやっていたので、ありたっけのDVDやら書籍を買って列に並んだ。僕の前には、若い女性がサインをしてもらっている。ムットーニは、サービス精神旺盛に女性と話をしていた。やっと僕の番がきた。ムットーニは、「おや、次もお若い方が…」内心、『若くないです。ムットーニ先生とそんなに歳は変わらないはずです』と思ったけど、何も言えなかった。

勇気を出して、「昨日、雄一君と電話で話していたんです」と言ったら、びっくりしていて「おっ、ユウボーの友達?」「えっ、まあ、友人と言うか、仕事仲間と言うか…」ごもごも口ごもりながら、僕は舞い上がり「今日、とても良かったです」と脈絡のないことを言ってしまった。

ムットーニは、「ユウボーさあ、オープニングの時に来ていたんだけど、バカなことばっかり言って笑わせるんだよ。ちゃんと良かったと言っておいて!」と言われたので、「はっ、はいっ!」と声がひっくり返りながら、後ろに並んでいる人に押し出されるように列からはみ出してしまった。以前、パルコでやったときもお会いしたのにやっぱり覚えていないようだ。

ユウボーとは、長年一緒に仕事をやってきたコピーライターのM君のことでムットーニの弟でもある。前日、電話をくれて「おれは、あのブログの台風一過のように、もう過去の人間ですか?」などと、コピーライターらしい拗ね方をする。まあ、そんなことはどうでもいい。それよりもムットーニ展のことを何も言ってなかったじゃないか?

僕は、ムット−ニが羨ましい。いや、僕がムットーニになりたいくらいだ。同じモノ作りに関わる人間として、ムットーニ以外のクリエイターからサインなんかもらいたいと思ったことはない。なぜなら、僕があげたいからだ。僕は、有名になった時のために小学校の頃から、サインの練習をしていたのだから。ムットーニの世界感を語っていないけど、言葉にしてしまうとつまらなくなってしまう。とにかく、見て損はないと思うよ。



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投稿者 hidetoshi shinohara : 01:43 | コメント (12)

心地よい配色に出会う

デザイン

水着の次は、カーテンのリサーチに出かけた。


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フィスバというショールームの商品であるカーテンを見ていると、日本にはないテキスタイルと色使いだった。そこの商談スペースにあったパープルのソファが、バックのイエローのカーテンと、とてもマッチングしていた。ブラックを基調にしたインテリアとパープルがとてもエレガントで、落ち着いた雰囲気だった。


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どうして、こんな配色ができるのだろう?ここは、新宿パークタワーにある、フィスバというスイスのブランド。この会社の本社は、スイスアルプスの山懐に抱かれるサンガレンという街にあるらしい。


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この土地は、澄んだ空気と清流に恵まれていて、古くから織物の理想郷として栄えてきた。その美しい街に本社を構えるフィスバは、190年に及ぶ歴史と伝統を誇る名門として知られているらしい。

僕は、この陳列されているカーテンの種類に圧倒された。どれをとっても素材と柄と色のオリジナル性がすばらしい。やはり、デザインとはその土地柄が反映されるものであるのだろうか?

そうだとしたら、僕たちは、もっともっと環境にこだわっていかなければならい。東京のゴミゴミしたノイズの多い環境で、このような澄み切った透明感のあるデザインが生まれてくるのかどうか疑問だ。

いや、当社がもっと環境を良くしてそのようなデザインを生み出していけばいいのだ。それが、心地よさをカタチにするということではないだろうか。



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投稿者 hidetoshi shinohara : 02:23 | コメント (8)

これが、ブランドだ!

デザイン

僕が、愛用しているLoweproロープロというカメラバッグ。
ファスナーが壊れたので修理に出したところ、新品と交換してくれた。


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そんなロープロのひとつで、大型キャリーバッグを持っている。これもカメラバッグなのだが、中にはさらにインナーバッグがあり、仕切りの多いカメラ用のインナーを外すと旅行用のキャリーバッグにも使える。空港で荷物を預けたら、外側の小物入れのファスナーが取れて壊れていた。購入店へ修理を依頼したところ、メーカーから本体まるごと交換して送ってくれた。保証期間はとっくに切れていたので、僕はとても感動した。

10数年前、アメリカ人の著者で「一回のお客を一生の顧客にする法」という本を読んで、これがブランドだと、ずっと思っていたから。仕事でも単に広告やデザインがいいだけではなく、消費者の視点から考えていくことをいつも提案しているのだが、本気で実行に移してくれる企業はほとんどない。今でも、広告やパンフレットのデザインを頼まれても、僕は、いつもブランドとは何かを熱く語る。でも、ブランディングという言葉が流行っているわりには、ほとんど理解されない。

消費者は、価格よりも大事なものを求めているというのに、企業は未だコストにこだわる。6〜7万円のバッグは、決して、高級ブランドとは言えないかもしれない。でも、このロープロという企業は、コストを優先せず、お客さんに感動を与えてくれた。

莫大な広告費をかけるより、こんなきめ細かな感動を与えてくれれば、きっとそのブランドのファンになるだろう。現に僕がそうであるように。世界にこんな感動を与えられた人がたくさんいるとしたら、広告経費よりも遥かにコス削減になり、将来的な収益となるに違いない。多くの企業は、ハードにはお金をかけるけど、ソフトにはかけない。成功の鍵はここにあるような気がする。


ブランディングのバッドチューニング。



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投稿者 hidetoshi shinohara : 21:59 | コメント (16)

コーディネートを考えない、カーナビデザイン

デザイン

ある日、突然、ふつうに、さらりと車にカーナビがあったらいいのになあ、と思った。なぜなら、最近、車を変えたから。僕は、車を頻繁に買い替えないで、毎回10年は乗る。いまだにカーナビというものを使ったことがない。いつも、膝の上に地図を乗せて運転しているので、よく道を間違うし、高速では同乗者と話に夢中になっていて、降り損ねることがある。


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僕がカーナビを選ぶときのポイントは、機能性なんかよりもデザインを優先して、イルミネーションとか内装とのコーディネートが重要になる。どうして、日本のメーカーは、そういうことを考えないのかなあ。ソニーのデザインがシンプルで一番良かったけど、カーナビを撤退してしまった。

赤のイルミネーション、2DINタイプのデザインで気に入ったものがないのだ。パイオニアサイバーナビは、ブルーのイルミネーション。パナソニックのストラーダは、ちょっと紫がかったブルー。クラリオンは、水色のようなスイッチ。店頭でいかに受けるかとか、最終的な決裁権は奥さんにあるので、奥さんが好みそうなデザインにしているのではと予想される。

日本の場合、親しみやすさと趣味の悪さを勘違いしているような気がする。銀行のキャッシュディスペンサーや、飛行機のシートについているモニターに映し出されるお姉さんのイラストは、同じような制服、同じようなポーズで両手を前に重ねてぺこりと頭を下げる。

イギリスへ行ったときに乗った、ヴァージンアトランティックのモニターのグラフィックは、かっこ良かったなあ。機内の説明や非常時の脱出のアニメーションなどは、UKロックのグラフィックだった。色使いもビビッドでおしゃれだ。

唯一、デザインが気にいったカーナビは、ケンウッド。シンプルで、かっこいい。だけど、店頭では必ず、「録音機能がついていない」とか、「画質が」とか店員さんに言われるけど、「運転中に誰が録音するんだ」と言いたい。画質が良くたって、テレビを見ながら運転したら危険ではないか。それよりも、運転しながら四季の移ろいに感動するとか、もっと楽しむことが一杯あるはず。

日本のメーカーは余計な機能ばかりつけて、消費者に目新しさ訴求しようとする。冷静に考えたら、その機能の半分も使わなかったりするんだけどね。デザイン後進国日本。物が溢れているのに本当に欲しい物がない。優秀なデザイナーは沢山いるのに、それを採用する企業は数字しか追い求めないような気がする。

プロダクト製品のバッドチューニング。


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投稿者 hidetoshi shinohara : 21:14 | コメント (4)

ジョッドパーブーツ

デザイン

ブーツを買った。10数年履いて来たお気に入りのスペイン製ジョッドパーブーツがそろそろ草臥れてきたから。何度もソールを修理して履いたけど、甲の部分が割れてきた。


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この形は、何年も捜していたけどなかなかなかった。今度、見つけたやつは、今までと同じようにウェスタンブーツと違ってシンプルで派手なステッチは一切入っていない。踝のあたりに巻き付けるようなベルトがなんともしゃれている。ジーンズの時はこれがないと決まらない。価格も手頃。

実は、これがジョッドパーブーツという名前だとは知らなかった。ウェスタンブーツは、カウボーイが履くものだが、ジョッドパーブーツは昔、インドのジョドプール騎兵隊が乗馬に用いたことに由来するらしい。どちらも先が尖っているのは、落馬したときに鞍の靴を引っ掛けるベルトに引っ掛かって、引きずられないようにすり抜けやすくするためだとか。

僕は、気がついたら持っている靴の半分位はブーツ系になってしまった。ブーツといってもショートブーツ。夏でも平気でブーツ。よく、「暑くないか?」と聞かれるけれど、暑くない。足首をきゅっと締め付けてくれる感じが、背筋を伸ばし仕事も遊びも戦闘モードにさせてくれる。歩くと、脳が活性化されて思考能力も高まるそうだ。今年の夏は、仕事の合間にとにかく歩いた。

朝、家を出るとき、ちょっと大変だけど。靴ひもで編み上げ式のショートブーツを履くときは、一苦労だ。靴を履くだけで汗びっしょり。玄関で靴と格闘しているとき、妻に「まだいたの?」って言われちゃうしね。外から帰ってきて、トイレに行きたくなったときなどは、もう足はジタバタ、顔から油汗がタラーリ。

何度もこの世の終わりかと思ったことがある。『ふーっ』と一息ついて玄関に戻っていると、なにがあったのかと思うほど、靴が散らばっている。

ジョッドパーブーツは、履き慣れているしベルトのバックルを外すだけ?と思っていたら、革が固くて外れないっ!外れないっ!外れな〜〜いっ!もう、もう、ダメだ。死ぐ〜ぅっっ!&*@/><”$#%

かっこいいものは、機能性がなかったりするんだよね。
それでも、かっこよさを選ぶ、おしゃれのバッドチューニング。

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投稿者 hidetoshi shinohara : 00:43 | コメント (4)