子供は子供だったころ…
2008年08月20日
僕は、この一枚の写真を手に取る度に、映画「ベルリン・天使の詩」の
全編に流れる、囁くような詩を思い出す。

子供は子供だったころ、腕をブラブラさせ
小川は川になれ、川は河になれ、水たまりは海になれと思った。
子供は子供だったころ、自分が子供とは知らず、
すべてに魂があり、魂はひとつと思った。
子供は子供だったころ、一度よその家で目覚めた。
昔はたくさんの人が美しく見えた。今はそう見えたら僥倖。
昔ははっきりと天国が見えた。
今はぼんやりと予感するだけ。
昔は虚無など考えなかった。
今は虚無に怯える。
子供は子供だったころ、遊びに熱中した。
今は、その熱中は、自分の仕事に追われるときだけ。
子供は子供だったころ、ブルーベリーがいっぱい降ってきた。
山に登る度にもっと高い山にあこがれ、
町に行く度にもっと大きな町にあこがれた。
やたらと人見知りをした。今も人見知り。
子供は子供だったころ、木をめがけて槍投げをした。
ささった槍は今も揺れている。
「ベルリン・天使の詩」より

こんばんは☆
子供の頃は「純粋に確信していたもの」が沢山あったように思います。
歳を重ね、初体験のものが少なくなり、はっとするような瞬間的な感動を味わうことが少なくなって、日々生きることに慣れてしまうのかもしれませんね。
でも、最近は大人もいいかな。
水溜まりに映った真っ青な空と白い雲を見つけた時。
たくさんの人を美しいと思えなくなったとしても、美しい人ひとりに出逢った時。
そういった感動はとても至福の贅沢かな…と。
ベルリン 天使の詩。
久しく観ていないです。
いま観たら、きっと昔と違う映画に見えるかもしれませんね。
子供の心も残しながら、大人の女性としてもう一度観てみたいです。
投稿者:fumix :2008年08月20日 23:41